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外国人社員が日本で生活基盤を築くにあたり、電気・ガス・水道といったライフラインの開通は欠かせません。しかし、これらの契約手続きは窓口がそれぞれ異なるうえ、専門用語が多く日本語でのやり取りが必須となるケースも多いため、来日したばかりの外国人が自分自身で完結するには非常にハードルが高いです。
本人に任せきりにすると「入居したのに電気がつかない」「お湯が出ない」といった生活トラブルに直結し、仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼしかねません。本記事では、ライフライン手続きの一般的な流れと、企業がサポートを行う重要性について解説します。
電気・ガス・水道の契約手続きは、それぞれ管轄する電力会社、ガス会社、水道局に個別に連絡をして行います。居住するエリアや物件によって指定の業者が決まっていることもあるため、まずは家を契約した際の不動産会社や管理会社に確認するようアナウンスすることが重要です。
具体的な申し込み・手続きの一般的な手順は以下の通りです。
以前は新居のブレーカーに備え付けられたハガキを郵送して契約するのが一般的でしたが、現在はインターネットや電話での事前申し込みが主流です。
【契約に必要な情報】
契約者氏名、電話番号、新居の正確な住所、使用開始日など。
支払い方法は口座引き落とし、クレジットカード払い、振込用紙などから選ぶことができます。
【料金の仕組み】
電気料金は基本的に、「基本料金 + 電力量料金(使用量に応じて変動) ± 燃料費調整額 + 再エネ賦課金」で計算されます。
ガスには「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2種類があり、物件によってどちらを使用するかが決まっています。ガスの開栓には必ず作業員と入居者本人の「立ち会い」が必要となるため、スケジュール調整の難易度が高いライフラインです。
【契約に必要な情報】
契約者氏名、新住所、電話番号、立ち会い希望日時など。
支払い方法は電気と同様に、口座引き落とし、クレジットカード払い、振込用紙から選べます。
【料金の仕組み】
ガス料金は「基本料金 +(単位料金 × 使用量) ± 原料費調整額」で計算されます。
水道の手続きは、新居のエリアを管轄している各自治体の「水道局」に対して行います。
新居のポストや玄関に「水道使用開始申込書」というハガキが入っている物件も多いため、それを使って郵送手続きをすることも可能です。
【契約に必要な情報】
契約者氏名、新住所、使用開始日など。
料金の支払いは口座引き落とし、クレジットカード払い、納入通知書でのコンビニ払いが一般的ですが、近年はスマホ決済(PayPayやLINE Payなど)に対応している自治体も増えています。
電気・ガス・水道の契約は電話やインターネットで行うことが多いですが、多言語対応している事業者はまだまだ限られており、多くは日本語での対応になります。そのため、日本語に不慣れな外国人が自分自身で契約手続きを行うのは決して簡単ではありません。
仮に英語対応のWebサイトが用意されていたとしても、「口座振替」といった日本独自の支払い文化や、複雑な料金制度に対する理解の壁、住所入力などの些細な不備により、スムーズに契約が完了しないケースは珍しくありません。
外国人社員を雇用する際、こうしたライフライン契約の手続き方法を詳しく説明したり、ガスの立ち会いに同席(通訳)したり、あるいは会社側で契約手続きそのものを代行するといった手厚いサポートを行っている企業が増えています。
異国での不安な生活の立ち上げ期に、企業が生活インフラの整備をしっかりとサポートすることは、企業の社会的責任(コンプライアンス)を果たすだけでなく、外国人社員の会社への信頼感(エンゲージメント)を高め、結果として離職を防ぎ定着率をアップさせるという大きなメリットをもたらします。

電気・ガス・水道といったライフラインは生活に直結する絶対不可欠なものですが、その契約手続きを日本語に不慣れな外国人が自力で行うのは、私たちが想像する以上に高いハードルです。
外国人社員がスムーズに日本での新生活をスタートし、安心して仕事に打ち込めるようにするためにも、企業として契約手続きの代行や立ち会いの同行といったサポート体制を整備することが強く求められます。従業員の生活面からのケアは、優秀な人材の定着率向上や採用時の企業イメージアップに直結する重要な投資と言えるでしょう。
日本で働くことが決まった外国人社員を受け入れるときには、ビザの取得や在留資格などの手続きや賃貸契約といった生活サポートなどを企業側で手配する必要があります。
当メディアでは、これまで数多くの外国人社員受け入れのサポートの実績(※)を持つリロケーション・インターナショナル監修のもと、受け入れの基礎知識をまとめました。
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