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外国人社員が日本で生活を始め、業務上の連絡をスムーズに行うためには「携帯電話(スマホ)」の契約が欠かせません。しかし、日本の携帯電話契約は、在留期間による制限や複雑な料金プラン、さらには「クレジットカード」や「銀行口座」の紐付けが求められるなど、来日直後の外国人にとって非常にハードルが高い手続きの一つです。
外国人社員が安心して生活基盤を築き、仕事に集中できるよう、企業の人事・労務担当者が契約の流れや審査のポイントを正しく理解し、適切にサポート(窓口同行など)を行うことが重要です。本記事では、携帯電話とクレジットカード契約の必要知識を解説します。
外国人が携帯電話(特に端末の分割払い)を契約する場合、在留カードに記載された「残りの在留期間」が厳しくチェックされます。例えば、端末を24回の分割払いで購入しようとした場合、在留期間の残りが「26ヶ月(2年2ヶ月)以上」ないと審査に通らないケースが一般的です。在留期間が短い場合は、端末を一括購入するか、契約期間の縛りがない格安SIM(MVNO)を選ぶなどの工夫が必要になります。
多くの携帯電話会社では、毎月の料金の支払い方法として「本人名義のクレジットカード」または「日本の銀行口座からの引き落とし」を指定しています。来日直後でこれらを持っていない外国人は、そもそも契約のスタートラインに立てないという大きな問題があります。
日本の携帯契約は、「データ通信量」「通話オプション」「各種割引」などプランが非常に複雑です。日本語での説明しか受けられない窓口も多く、内容を理解できないまま不要なオプションを付けられてしまい、後から高額な請求が来てトラブルになるケースが多発しています。
海外では、自分で持ってきたスマホ端末に「SIMカードだけ」を挿して使うのが一般的です。しかし、日本の大手キャリアの実店舗では「スマホ本体と回線のセット契約」を勧められることが多く、外国人にとってシステムが理解しづらいという背景があります。
契約時には、以下の書類を漏れなく持参させる必要があります。
不要なオプション契約による金銭トラブルを防ぐため、企業担当者が携帯ショップに同行し、通訳やプランの説明をサポートすることが最も確実です。事前に「毎月何ギガ程度使うか」「母国への国際電話は使うか」などをヒアリングし、本人に合ったプランへ導いてあげましょう。
帰国する友人からスマホやSIMカードを譲り受けたり、逆に自分の名義を他人に貸したりする行為(名義貸し)は、犯罪(携帯電話不正利用防止法違反等)に巻き込まれる重大なリスクがあります。契約時に企業側から「絶対に他人と貸し借りをしないこと」を強く指導してください。
同行が難しい場合や契約後のトラブルシューティングには、大手キャリアが用意している多言語対応のカスタマーサポートを活用するよう外国人に案内しましょう。
■ docomo(ドコモ)
対応言語:英語・ポルトガル語・中国語・スペイン語
問い合わせ番号:0120-005-250(午前9時~午後8時)
■ au(エーユー)
対応言語:英語(0120-959-472)、中国語(0120-959-476)、ベトナム語(0120-933-961)など多数
受付時間:午前9時~午後8時 ※一部店舗ではテレビ電話通訳サービスあり
■ SoftBank(ソフトバンク)
対応言語:英語など
問い合わせ番号:0800-919-0157(※ガイダンス中に8を押すと英語サポートへ接続)
受付時間:午前10時~午後7時
世界中でスマホの普及率が高まっている現代において、日本に来てからスマホが使えない状況は、外国人にとって私たちが想像する以上の大きなストレスとなります。企業側が積極的に契約をサポートすべき理由は、大きく以下のような点に集約されます。
日本で生活基盤を整えるにあたり、銀行口座の開設、アパートの賃貸契約、電気・ガス・水道の開通など、あらゆる行政・生活手続きにおいて「日中連絡が取れる日本の電話番号」が必須となります。つまり、携帯電話(スマホ)を持っていなければ他の生活手続きすら進められず、生活に重大な支障が出る恐れがあります。
スマホで母国の家族や友人とやり取りすることは、異国で生活する孤独やカルチャーショックを和らげ、メンタルヘルスを保つ(=早期離職を防ぐ)ための重要なケアとなります。
また、社内の同僚とのコミュニケーションにおいても、スマホのチャットツール(LINEやビジネスチャットなど)を使えば、迅速な情報共有ができるだけでなく、文字の「翻訳機能」を使って言葉の壁を越えた効率的な指示出しが可能になります。
地震や台風などの自然災害が多い日本において、緊急事態が発生した際に社員の安否確認を行うためにもスマホは絶対不可欠です。また、体調不良時の欠勤連絡や労働条件に関する相談など、労務管理を適切に行う上でも、本人と直接繋がる連絡手段の確保は企業の安全配慮義務の観点からも重要です。
携帯電話や各種生活インフラをスムーズに契約するには、「本人名義のクレジットカード」を持っていることが圧倒的に有利です。しかし、外国人に対する日本のクレカ審査は厳しいため、企業が条件を整えてあげる必要があります。

外国人が携帯電話(スマホ)を契約するためには言葉の壁や審査、複雑な契約システムの理解など様々なハードルがあります。携帯電話を使うことは、異国で暮らす外国人にとって精神的な安心にもつながりますし、日々の生活を快適に過ごすためにも欠かせないものです。携帯電話のスムーズな契約をすることは、外国人従業員の業務継続性を確保することに繋がります。企業として必要なサポートを行うことが重要です。
日本で働くことが決まった外国人社員を受け入れるときには、ビザの取得や在留資格などの手続きや賃貸契約といった生活サポートなどを企業側で手配する必要があります。
当メディアでは、これまで数多くの外国人社員受け入れのサポートの実績(※)を持つリロケーション・インターナショナル監修のもと、受け入れの基礎知識をまとめました。
はじめて外国人社員を受け入れる現場の担当者や人事の方に向けて、国ごとに注意点や配慮したいポイントについて解説しているので、ぜひチェックしてください。